自然の事物・現象についての理解を深める理科の学習展開に関する研究

目的この研究は、日常生活と関連付けた教材を開発し、自然の事物・現象について理解を深める理科の学習展開について明らかにし、理科の学習指導の改善に役立てようとするものである。

結果児童生徒に自然の事物・現象を日常生活とのかかわりにおいて実感させることができる教材や、児童生徒が日常生活の中で身近に感じている材料や道具を使った簡易な装置やモデル教材の開発と検討を行った。さらに、開発教材を用いた理科の学習展開案を作成し、授業実践を通してその有効性を検討した。研究の結果、合計21種類の教材を開発することができた。また、授業実践を通して生徒は自然の事物・現象を日常生活とのかかわりの中で実感し、関心や意欲を高め、理解を深めることができた。このことから、本研究で開発した教材及び学習展開は、理科の学習指導において有効であることが確かめられた。