中学校国語科における豊かな言語感覚の育成をめざした指導に関する研究

• 文献番号　：TM-1-22-01-204
• 刊行年度　：2005.2
• 掲載ページ：CD
• 研究題目　：中学校国語科における豊かな言語感覚の育成をめざした指導に関する研究
• 副題　　　：相互評価を取り入れた表現活動をとおして
• 著者名　　：花巻市立湯本中学校　富永秀寿
• 研究報告書・巻・号：岩手県立総合教育センター　教育研究平成１６年度　第１６０号
• 研究分野　：国語
• 研究対象　：教職員
• 報告種類　：実践研究
• 対象学年　：中学校
• 研究内容の要約

目的：この研究は中学校国語科において、言語感覚をとらえる相互評価を取り入れた表現活動をとおして、豊かな言語感覚の育成をめざした指導について明らかにし、学習指導の改善に役立てようとするものである。

結果：指導の手だてとして、まず言語感覚を育成するために、表現の正誤・適否・美醜について視点を明確にし、課題を学習シートに取り入れる。さらに、その課題について読む、書く、話すなど相互評価を取り入れた表現活動を行うことによって、表現の適切さを判断したり、表現の豊かさを味わわせたりして、表現のとらえ方への理解を深めさせた。手だての有効性は、実践をとおして検討した。研究の結果、表現の正誤・適否・美醜をとらえる力の育成が図られたことが確認された。このことから、本研究の指導の手だてが、豊かな言語感覚の育成を図る上で、効果のあることが確かめられた。