知的障害児学級における算数科の指導のあり方

目的知的障害児学級での算数科の授業において、一人ひとりの実態をふまえ、授業形態や教材教具の工夫し、子どもたちがわかる楽しさを味わい、できることが増える指導のあり方を探る。

結果知的障害児学級においては、一人ひとりの認知のしかたは多様で、それぞれの特性にあった課題を設定することが必要である。本研究では、算数科の学習で、学習内容の系統性をふまえ、きめ細かな実態把握を行い、個々のニーズに対応した授業形態や教材教具の工夫するとともに、子どもたちがわかる楽しさを味わい、できることが増える授業づくりについて研究を進めた。その結果、どの子どもにも学力や意欲の変容を見ることができ、ニーズの違う子どもたちが在籍している学級の実態に対応した授業形態や、自信や意欲を持たせ学力をつける教材教具の有効性を明らかにすることができた。