滋賀の子どもの健全育成をめざして

目的:滋賀県内の児童生徒の生活実態に関する基礎データの収集と、規範意識および保護者の意識調査をし、結果を分析することにより、子どもの健全育成に向けての課題を明らかにし、今後の学校教育や家庭・地域での教育の手がかりを探る。

結果:子どもを取り巻く社会や環境は、大きな変革の中にあり、子どもの社会性や規範意識、道徳心の低下が指摘されている。実際に、少年犯罪の増加や大人が危惧を抱くような好意も見られる。そこで、子どもの生活実態や意識を把握するために、小5・中2・高2の児童生徒とその保護者を対象に調査を実施した。児童生徒の規範意識と他者との関係に注目して分析した結果、家庭における子どもと保護者との関係が、規範意識に大きく影響していることや、発達段階における保護者(大人)が子どもに関わるポイント、家庭・学校・地域は果たすべきそれぞれの役割がわかった。