エネルギーから環境に対する認識を深める環境教育

目的:本研究では、児童生徒の環境問題に対する認識やエネルギーについての意識を明らかにし、エネルギーの概念にもとづく見方・考え方を深める環境学習の実践を通して、日常生活の中でのエネルギーに対する認識を深め、環境保全について主体的に考え実践する力を養うことを目的とする。

結果:今日の日本の繁栄はエネルギーの大量消費によって支えられている部分が多くあるが、その反面、地球環境に大きな負荷をかけている。そこで、環境への負荷が少ない持続可能な社会の構築が急務となっている。本研究では、児童生徒の環境に対する認識の実態を調査し、エネルギーの概念にもとづく環境学習の実践を行う。この実践により日頃のエネルギー利用量の大きさを体感し、身近なエネルギー利用と環境問題の関わりを学ぶ。こうしたエネルギーから環境に対する認識を深める環境学習により、環境問題に対して主体的に取り組む児童生徒の育成ができることがわかった。