基礎学力定着リサーチから「子どものつまずき」に着目した学習指導（算数・数学科）

• 文献番号　：TM-1-61-04-104
• 刊行年度　：2005.3
• 掲載ページ：13〜24
• 研究題目　：基礎学力定着リサーチから「子どものつまずき」に着目した学習指導（算数・数学科）
• 副題　　　：「□や文字を使った式」の学習における基礎・基本の確実な定着を図る
• 著者名　　：滋賀県総合教育センター  久保田篤　溢廣修
• 研究報告書・巻・号：研究紀要　第４７集
• 研究分野　：算数数学
• 研究対象　：教職員
• 報告種類　：実践研究
• 対象学年　：小学校　中学校
• 研究内容の要約

目的：算数・数学科における『基礎学力定着リサーチ』実施により明らかとなった、子どもの学習上のつまずきに着目し、基礎・基本の確実な定着を図る学習指導のあり方を探る。

結果：本研究では、基礎学力定着リサーチで明らかとなった「子どものつまずき」−文字を使った式の学習−に着目し、基礎・基本を明確にとらえた指導計画、実態把握に基づくきめ細かな指導、適切な評価と評価を生かした指導を重点化した学習指導のあり方を探った。その結果、基礎・基本を身に付けさせるために、指導者は、学習内容の系統的関連を十分ふまえて、子どものつまずきの原因や特性を連続的にとらえ直すとともに、操作的活動や単純モデルによる直接指導などつまずきに応じた「指導の場面と方法」の工夫が重要な視点となることがわかった。