これからの小学校英語

目的:現在「総合的な学習の時間」に行われている「英語活動」を見直し、必修教科として導入が予想される「英語科」の学習にスムーズに移行できるような小学校英語のカリキュラムや授業をデザインする。

結果:予想される小学校英語の必修化に向け、「総合的な学習の時間」における「英語活動」を見直し、「小学校『英語科』カリキュラム(試案)」を作成するとともに、実践授業を通して発達段階に応じた授業のデザインを試みた。その結果、第1・2学年は英語の音声に親しむ活動、第3・4学年でコミュニケーションを楽しむ活動と児童の発達段階に応じた文字の導入と指導、第5・6学年は児童が英語を使うことへの興味・関心や意欲を高める活動の工夫が大切であるとわかった。また、ALT等の人材確保や英語指導力向上のための研修の実施など、人的・物的環境整備が必要とわかった。