LD,ADHD児等の指導の在り方に関する研究（２）

• 文献番号　：TM-1-35-01-365
• 刊行年度　：2005.3
• 掲載ページ：13〜24
• 研究題目　：LD,ADHD児等の指導の在り方に関する研究（２）
• 副題　　　：指導内容の充実と校内支援体制の整備を中心にして
• 著者名　　：千葉県総合教育センター特別支援教育部
• 研究報告書・巻・号：研究報告　第３５５号
• 研究分野　：障害児教育
• 研究対象　：教職員
• 報告種類　：調査実践研究
• 対象学年　：小学生
• 研究内容の要約

目的：学校での生活や学習において、本来持つ能力や個性が発揮しやすくなり、必要な学習について、より学びやすくなるように、(1)管理職または特別支援教育コーディネーターを中心に校内体制の在り方を検討する(2)通常の学級内での具体的な指導内容や方法、配慮事項等について検討し、児童自身への指導とともに、他の児童にとっても有効となる日常の授業の中での実戦可能な支援、学習環境の調整の在り方を明らかにしていく(3)通級学級指導、校内の特別支援教育の場での個別指導や小集団指導等、具体的な指導内容や方法及び、通常の学級等との連携の在り方について検討する

結果：ADHD、アスペルガー症候群等のある児童の支援をめぐって、校内支援体制が整備されていくまでの過程において、校内委員会で事例を通しての検討や相互参観の機会を設ける等複数の職員での検討が促進的な要因になることが示唆された。また、アスペルガー症候群のある児童への支援について、児童へのスキルの指導とともに周囲の児童の理解、当該の児童が自分自身を適切に知っていく学習が必要であること等が示された。