障害児の自発的な活動を引き出すための情報機器の活用についての研究

目的:様々な情報機器の活用は、今後ますます障害者の積極的な社会参加への有効な手段の一つとなると考えられる。そこで、児童生徒のより自発的なミュニケーション能力の育成を図るため、教材ソフトウェアの作成を通し、情報機器の効果的な活用について明らかにする。

結果:コミュニケーション能力を育成するための一つの道具としての情報機器の有効性は、(1)どのような子どもに対し、どのような場面において、何をねらいとし、どのような方法で活用していくかということについて明確にすること(2)その子どもの実態に即し、ニーズに応じた内容とすること(3)アクセシビリティ、ユニバーサルデザイン化を工夫すること(4)使用時における支援の方法を工夫すること、という点についての配慮がなされた段階的な計画と継続的な支援をすることによって実証できた。