通常学級における学習や生活に困難を伴う児童に対する支援の在り方の研究 

• 文献番号　：TM-1-21-01-186
• 刊行年度　：2005
• 掲載ページ：CD-ROM
• 研究題目　：通常学級における学習や生活に困難を伴う児童に対する支援の在り方の研究
• 副題　　　：個別の指導計画と自己肯定感を高めるためのプログラムの実践を通して
• 著者名　　：教育相談課研究員　増尾敏彦
• 研究報告書・巻・号：青森県総合学校教育センター  研究紀要［２００５．３］
• 研究分野　：障害児教育
• 研究対象　：教職員
• 報告種類　：実践研究
• 対象学年　：小学校５学年
• 研究内容の要約

目的：通常学級において、学習や生活に困難を伴う児童が進んで人間関係づくりをしていこうとするために、個別の指導計画と自己肯定感を高めるプログラムをつくり、活用することが効果的であることを実践を通して明らかにする。

結果：個別の学習指導では、「注意を向けて覚える力」に困難を示す対象児童の得意な能力を用いた方法が、学習内容の習得に効果的であることが分かった。また、自己肯定感を高めるための指導では、構成的グループ・エンカウンターの自己理解、自己受容のプログラムが認め合いのできる学級づくりという点において有効的であることも明らかとなった。しかし、これら２つのアプローチだけでは、『進んで人とかかわりを持ち、認め合える人間関係づくり』ができるようにはならないという結果も得られた。そのために、これら２つのアプローチを補う支援方法も必要であることが分かった。