簿記会計分野におけるコンピュータ活用について

目的:(1)CAI の概要と効果を知りCAI についての見識を深めること(2)自作CAI 教材を活用した一斉授業における授業実践を行うこと(3)自作CAI 教材を活用した個別指導的な授業実践を行うこと

結果:本研究はコンピュータを活用したCAI 教材による授業を通して今後のCAI のあり方を考察するものであったが、CAI についての見識を深め、またPower Point およびExcel VBA で自作CAI 教材を作成し授業を実践した結果、CAI 教材における授業は生徒により質の高い授業を提供でき、他単元や他科目でもCAI 教材を利用することで今後の授業をより良いものにすることができるという結論にいたった。またVBA に初めて挑戦したことで、私自身の情報リテラシーも高めることができた。Power Point は一斉授業で動的・時系列的流れを説明するのに、Excel VBA は個別指導的学習に役立てることが可能なので、今後私自身のCAI の方向性としては、Power Point では「株式会社の会計」を、またExcel VBA では、「1級までの仕訳演習問題」を作成しようと考えている。CAI の長所を生かし今後大いにCAI 教材を活用した授業を生徒に提供していきたい。また、情報処理について指導する際には、Power Point ではスライドの作り方や特殊効果の付け方の指導に、Excel VBA については生徒は完成形しか見ていない状態なので実際にVBA の中身を見せることでプログラミング学習用の教材としても応用することができると考えている。