進んでかかわり、考える子どもを育てる社会科学習の在り方

目的:進んでかかわり、考える子どもを育てるために、社会科学習において、気づきや問いをもたせて具体的な問題解決を進める体験的な学習と、問いをもち、考える力を高める問題解決的な学習の展開の在り方を、社会科学習の実践を通して明らかにする。

結果:社会科学習において、さまざまな社会的事象に自ら進んでかかわり、その意味を考え追求する子どもを育てるために、2回の体験的な学習を設定し、考える力を高める問題解決的な学習の展開を工夫した。2回の見学を通して具体的な事実や人と出会い、見学後のそれぞれの話し合いでは、事実を根拠に話し合いを進め、考えをまとめていた。子どもたちは自分とのかかわりで事象の意味を考えるようになり、主体的な追求活動と深い見方・考え方ができるようになった。