説明的な文章を読み、内容を的確に理解する能力を高めるための指導の工夫

目的:説明的な文章の学習において、読み取ったことを図式化し視覚的にまとめることで、文章に込められた筆者の意図や思いを深く理解する能力を高められることを、実践を通して明らかにする。

結果:◆説明的な文章から読み取ったことを図式化し、視覚的にまとめる活動を通して、全体像をおおまかにとらえてから、その構成の中で段落の役割を考え、段落の内容を細かく見ることができるようになった◆文章全体を事実の部分と考えの部分とに区別し、おおまかな意味の段落のまとまりとしてとらえ、見出しを付けることで、理解を深める文図を書く力が身に付いた。◆生徒が意欲的に取り組んで身に付けた技能を、生きてはたらく国語の力としてはぐくむために「書くこと」及び「言語事項」との関連を図りながら指導していくことが今後の課題である。そのためにも、3年間の見通しをもち、個々の学習状況に応じた細かな支援活動(個々の到達状況と自己評価の個人カード等の作成)を充実させていく必要がある。