本市小・中学校における情報モラルに関する指導の傾向性とその対応策についての一考察

目的:本市小学校における情報モラルの指導について、課題を明らかにすることでその対応策を検討し、情報機器を適切に活用する力の育成を推進するための研究をする。

結果:情報機器が急激に発達した現代社会では、その操作能力だけではなくルールやマナーを守る意識と実践力が子どもたちにも必要とされ、そのことに対応する様々な取組がなされている。指導者が子どもたちへの指導に不安を抱え、手探りで指導に当たっているという話も聞く。そこで情報モラルに関する本市での指導の現状を調査し、その傾向性を探ることで、現在の指導のよい点や改善すべき点の検討を試みた。その結果、多くの学校で様々な取組が行われているものの、指導を行う時間の設定や保護者との連携等幾つかの面で課題があるということが明らかになった。そこで、本市や他都市の取組、あるいは先行研究等を参考にしながら、本市の学校が抱える課題を克服するための視点や方策を探っていった。