児童の実態に応じたAAC(拡大・代替コミュニケーション)の活用

目的:AACについての考え方からその活用を学び、理解を深めるとともに、発信の少ない子どもが自ら発信できるようなAACの活用について、実践を通してけんしょうする。また、子どものアセスメントの取り方及びコミュニケーションのとらえ方についても理解を深める。

結果:自ら要求する等の発信があまり見られない子どもから、発信を引き出したり、広げたりするためのAACの活用について、事例研究を通して検証した。その結果、子どもの実態に応じたAACを活用することが、子どもからの発信を引き出したり、広げたりすることに効果的であると分かった。子どもとの関係においては、「分かり合い」「通じ合い」の」コミュニケーションが大切であること、また、子どもの実態に応じたAACを選択するためには、心理アセスメントを活用した的確な実態把握をすることや、AACの特徴を知ることが大切である、等の点について理解を深めることができた。