教育相談における小中の連携について

目的教育相談の観点から小中連携の現状を調査し、教育相談におけるよりよい小中連携のあり方を探る。

結果教育相談という視点から小中連携のあり方を探った。金沢市内各学校の状況を調査し、その中で先進的な取り組みをしている2中学校、および県外の先進的な事例について、さらに詳細な聞き取りを行い検討した。その結果、先進校の共通点として、学校が荒れていたなど、学校全体の取り組みを変えざるを得なかった状況があり、そこから地域との連携協力が生まれ、さらに中学校側に、小学校との連携をコーディネートする担当者を置くことによって、システムとして継続的な連携が機能するように図られていることがわかった。また情報の引き継ぎではなく、9年間のスパンで「子どもをどのように育てるか」という観点が重要であることを、これらの事例から確認した。