よりよい学校づくりをめざす学校評価システムの構築

目的:学校評価を目標の達成度を測り、次の課題を明確にするためのシステムとして機能させ得るためには、どのような視点と校内体制が必要かを検討する。

結果:多くの学校で教育活動や学校運営について学校自己評価を行い、見直し・改善を図ってきている。本研究では、学校評価を目標の達成度を測り、次の課題を明確にするためのシステムとして機能させ得るためには、どのような視点と校内体制が必要かを検討した。まず、自己評価実施状況について金沢市内の各小・中学校にアンケートを依頼し、調査を行った。また、全国における学校評価の実施状況の分析や品川区への視察などから学校評価を進めていく上で、課題が明確になるよう研究を進めた。この結果、明確にすべき点を5点に絞り、一年の流れを表す評価サイクル、評価項目および評価個表の試案を作成した。思い切って焦点化した取り組み課題の設定や信頼される学校づくりのための体制づくりへの工夫と努力など学校運営を改善していく手だてとしての学校評価の在り方が明確になった。