今、求められる研修とは何か

目的:教員に校内研修とは何をいみしているのかをアンケート調査することで校内研修のとらえ方を整理する。そのうえで、今後の校内研修の方向性を求める。

結果:校内研修とは何かとたずねられたとき、多くの教員は、「学校研究(授業研究)」と答えるのではないだろうか。もちろん、それは意識のレベルであって、数多くのあらゆる研修を無意識の中で行っている。しかし、無意識にさせる原因が、これら無系統的な校内研修や学校の多忙化にあったとしても、教員が研修によってどんな資質を身に付け、どのように変容しようと心掛けるのかという意志は失くしてはならない。そこで、私たち教員は校内で何を研修したいととらえ、どんなことに留意しなければならないかを整理して見つめ直すことと、社会が求めている教員への研修及び資質能力を知った上で、校内研修の活性化・教育力の向上へとつなげていけるものと考えて調査した。その結果、教員への意識調査では、校内研修に関するニーズや課題に傾向が見られ、今後の校内研修の方向性を示すことができた。また、社会が求める教育力の向上は、教員の資質能力によるところが大きく、そのニーズは研修の充実という形によって年々高まり、強固なものになってきていることがわかった。