歴史的道具に関する数学史を用いた授業研究

• 文献番号　：TM-7-31-48
• 刊行年度　：2005.3
• 掲載ページ：132〜147
• 研究題目　：歴史的道具に関する数学史を用いた授業研究
• 副題　　　：道具「アストラーベ」を用いて長さと角度を比較する授業
• 著者名　　：筑波大学大学院修士課程教育研究科　富田大輔
• 研究報告書・巻・号：中学校・高等学校数学科教育課程開発に関する研究（１２）
• 研究分野　：算数数学
• 研究対象　：教職員
• 報告種類　：実践研究
• 対象学年　：高等学校２年
• 研究内容の要約

目的：アストラーベに関する原典解釈やアストラーベをはじめとするハンズオン教具の使用により、生徒が自ら体験し発見を行うという数学的活動を行い、「文化や社会生活において数学が果たしている役割」を理解できるか、また、角度と長さという二種類の図形に関する計量の特徴を相互比較により認識することができるかを考察する。

結果：本研究では、歴史的道具『アストラーベ』に関する原典解釈・道具操作を取り入れた授業実践により、生徒に数学の有用性に対する実感及び『高度』という用語を通して角度・長さという計量への理解の促進が認められた。