数学史とそれにちなんだ道具を用いた授業研究

• 文献番号　：TM-7-31-48
• 刊行年度　：2005.3
• 掲載ページ：108〜119
• 研究題目　：数学史とそれにちなんだ道具を用いた授業研究
• 副題　　　：「クロススタッフ」を題材として
• 著者名　　：筑波大学大学院修士課程教育研究科　御子柴俊一
• 研究報告書・巻・号：中学校・高等学校数学科教育課程開発に関する研究（１２）
• 研究分野　：算数数学
• 研究対象　：教職員
• 報告種類　：実践研究
• 対象学年　：高等学校２年
• 研究内容の要約

目的：数学史とそれにちなんだ道具を題材とした授業を行う事で、生徒が数学を人の営みとして捉え、数学への興味・関心をもち、創造性の基礎を培うことができるかを考察する。目標達成のため以下の課題を設定する。課題１：原典解釈および、実際に使ってみることで道具の構造・原理を理解し、道具の中にある数学を見出し、数学を人の営みとして捉えることができるか。課題２：課題１の達成により、創造性の基礎を培うことができるか。

結果：本研究では、数学史とそれにちなんだ道具を題材とした授業を行う事で、生徒が数学を人の営みとして捉え、数学への興味・関心をもち、創造性の基礎を培うことができるかを考察した。今回行った授業の中では、原典解釈と実際道具を使う数学的活動を通して、道具が数学に盛り込まれていることに気づき、数学を人の営みとして捉えることにより、数学に興味・関心をもち、創造性の基礎を培うことができた。