古典大系 日本の指導理念

目次:◆まえがき11:官人の生態を映す鏡◆藤原保則伝:吉備の国で善政をしく◆五常内義抄(1)序:世の愚かな人々への教訓書『五常内義抄』(2)仁とは愛情であって、仏教にいう不殺生戒にあたる:仁についての十ヶ条(3)義とは柔和であって、仏教にいう不偸盗戒にあたる:義についての二十二ヶ条(4)礼とは秩序であって、仏教にいう不邪淫戒にあたる:礼についての十九ヶ条(5)知とは賢明であって、仏教にいう不妄語戒にあたる:知についての二十二ヶ条(6)信とは誠実であって、仏教にいう不飲酒戒にあたる:誠実についての六ヶ条◆織田信長制書:定−広い心で武勇に励むこと◆黒田長政遺言並びに定則(1)如水教諭:家臣や農民に嫌われると必ず国を滅ぼす(2)黒田長政覚:意見交換会−釈迦の間の会議(3)黒田長政定則:国を治める大将は人民の手本となれ(4)黒田長政遺言覚:黒田家一大事には縁故の老中に相談せよ◆立花立斎家中掟書:戦は人数にあらず、人の和なり◆美濃国郡代起請文前書◆地方官吏勤方条目◆代官起請文前書◆広瀬淡窓懐旧楼筆記◆行政官吏服務紀律◆公務十一話:前進への苦悩